歴史

せんべいの起源は、空海が中国から持ち帰ったものであるとか、千利休の弟子が考案した菓子の由来であるとか、草加のおせんさんという人が旅人から教わって団子の残りを焼いたのが始まりであるとか、いろいろ言い伝えがありますが、団子状のもちを焼いて食べることは弥生文化時代にはすでに普及していました。しかし、これはあくまでも主食で、間食として菓子の性格を持つものは室町時代以降であり、江戸時代になって多くの名物せんべいが誕生しました。
江戸時代に「せんべい」と称したのは、小麦粉に砂糖を混ぜて練り、焼いたものでした。なかでも塩せんべいは下級品とされ、農家が残り飯を煎って蒸し、塩を混ぜてのばしてから竹筒で丸形に抜き、天日干しして炭火で焼いたのが始まりとされています。 塩せんべいに醤油が用いられ、現在のような製品となるのは1645年以降で、江戸に近い町屋・千住・金町・柴又・草加などで繁盛しました。とりわけ奥州街道の宿場町でもあった草加の草加せんべいは、塩せんべいを代表するほどの人気となりました。
参考:全国米菓工業組合「米菓とともに半世紀(50周年記念誌)」






